令和3(2021)年度の「医療用医薬品の販売情報提供活動監視事業報告書」では、令和3年度の9ヶ月間において、違反が疑われる項目数は延べ26件になっております 。一昨年が17件ということで非常に少ないように思いますが、これはコロナ禍の中で、MR 活動がかなり縮小されたというのが大きな要因になっています。
実際、新型コロナウイルス感染症が蔓延する以前は、違反事例は50件以上見られたので、かなり少なくなっています。
ただ昨年は違反事例が少し増えつつあるということでは 、MR 活動が再度活発化していることがうかがえます。
入手ルートは、フィールドでの活動以外に「オンライン ・Web グループ面談」での違反事例が多くなっています。違反の多くは MRの口頭での説明によるもので、プロモーション資材の違反の指摘はかなり少なくなっています。 また Web によるセミナーや情報サイトを介した販売情報提供活動が非常に活発化している現状については、今後、新しい形式の販売情報提供活動におけるコード遵守が課題であるとしています。